じゅぐじゅぐ

花粉か。風邪か。

朝から鼻水が止まらない。
汁系鼻水(粘着系でなく、色も透明)なため、
いくら鼻をすすろうが、抵抗虚しくとめどなく流れる。

それでも最初は、ティッシュを持ち出し鼻水駆除に必死だった。
垂れては、かみ。垂れては、かみ。
…時間が経つにつれ鼻は赤く擦り切れ、
最早徒労感しか残らないことに気付く。
かんでもかんでも、鼻水はたれてくるというのに、
その場しのぎでしかないこの行為。

ティッシュを手に、流れる沈黙。
おもむろに「こより」を作って、鼻栓を施す。
してやったり。