フジロック日記

  • 7.28

4時起床。5時出発。
前日からうちに泊まりこんでいたSHOWチャン、ボチと苗場へ向かう。
途中から、フジに行くと思われるWOWOWの機材トラックと並走。
早出を実感する。
順調に進み、9時には現地に到着。まだ開催前のステージを拝む。
テントの設営も早々終え、心地いいお昼寝タイムへ。。。と思いきや、
蒸し風呂状態でまるで寝られない(SHOWチャンだけは平然と寝ていた)。
少ない知恵を絞って、テントと車に日よけのブルーシートを張り、
即席青テントを完成させる。
他のひとたちがターフの下で優雅にBBQをしているのを横目に、
スラム感丸出し、新宿仕様のバラックの下で
ひたすらたこ焼きを焼きまくる(60個)。
このとき、足元に忍び寄る黒い影には気付く由もなかった。。。

  • 7.29

朝から両足の尋常じゃないかゆさと腫れ、加えて痛みに見舞われる。
時間が経つにつれ、症状は重くなる一方。
みるみる膨張する足に自分でもおののき、救護室へ向かう。
ダニ“らしいもの”に刺されたとのこと。
そういや昨日の夕方、足がチクーリした瞬間が確かにあったような。
医者から発熱とリンパ腺の炎症の可能性を指摘され、先が思いやられる。
そのまま足を引き引き、グリーンへ。
甲本ヒロトとの20年ぶりの再会。
徹底して貫かれたあのスタイルに、思わず立ち尽くして見入ってしまった。
舌の動きが半端ない。
奇跡みたいな人間だった。
ハイロウズが好き」なんて中学生じゃあるまいし、
恥ずかしくて堂々と言えなかったけど、
久々に聞いてやっぱりいいと素直に思ってしまった。


たっぷりハイロウズを満喫し、Kingに後ろ髪を引かれながらも、
明日以降の体調を考えて、早めに切り上げる。
前夜まであったボードウォークのきれいな虹色のシェードランプが、
今日の大雨で見事に壊滅、全部裸電球になっていた。
オートキャンプの人間しか見ることのなかった幻の虹色チョーチン。
取り付けたひとの労力と徒労感を思うと涙!


夜、案の定発熱。

  • 7.30

大雨と足の痛みに耐えかね、
日中はサファリのみを「拝観」し、後はテントでひたすら寝て過ごす。
一日分のチケット料金を考えると、
サファリしか見てないってのはあまりに贅沢過ぎる。
さすがにこのまま一日を終わらせるほどブルジョワではないので、
チケット代に見合った内容を求め、夜は辛うじてBECKとFatboyを見る。

  • 7.31

ここにきてようやく足が回復の兆しを見せる。
SHOWチャンの大好きなくるりからは特に見るあてもなく、
そのままSigurRosまでグリーンで過ごす。


待ちに待ったSigurRosでは、あの静寂な雰囲気をブっ壊す
前のカップルが気になって仕方ない。
「焼きソバを買いに行ったらさぁ〜、
沼にはまってココ(首下)まで浸かっちゃったにょ〜」
と、沼にはまったわりには汚れなど微塵も見られないマザコン風味の男が
人目をはばかることなくデカイ声でループし続けると
「え〜、かわいそぉ〜」と応じる女。
どういう道順で焼きソバを買いに行けばそんな底なし沼にぶち当たるのだ。
世の中には不可解なことが多すぎる!

  • 8.1

眠いというより意識朦朧、昏睡状態。
帰りの車中で懇々と眠り続ける。
また来年も来れますやふに。


そういえば。。。この日はSHOWチャンの誕生日。
おめでとー。