はじめての運動会

風邪で発熱、ダウンした体に鞭打って運動会に参加。
炎天下によるだるさと熱によるだるさが一緒くたになり、
応援の歓声も針の飛んだレコードのようにぷつりぷつり途絶える。
それでも、急遽参加することになった騎馬戦では、
子どもそっちのけで背後から攻める卑怯技に徹底し、
相手チームの帽子を取った上にちゃっかり自分は勝ち残る。


我ながら大人気ないとは思いながらも、5月のさわかやかな薫風に吹かれ、
発熱の心地よいだるさとともに、清々しさが残る。
運動会って楽しい。